JPモルガンがイーサリアム連合に参加


仮想通貨の世界で何が起こっているのか、これから何が起ころうとしているのかをいち早く知ることによって、ごくごく近未来において、私たちの生活がどのように変わっていくのかイメージすることができるようになります。
暗号通貨市場の時価総額が、今の数十倍にまで膨れ上がっていけば、中東の地政学地図でさえ塗り替えられるでしょう。
サウジやカタールといった、かつてのNATO下請け同盟国であり、湾岸の産油諸国で分裂が起こっているのも、ペトロダラーの終焉を確信したカタールが、湾岸同盟から離脱して生きながらえようと方針を転換したからです。
サウジアラビアという国は、ペトロダラーによって中東の石油をコントロールするために、欧米の国際銀行家グループが人為的に創った国です。
そういった意味では、イスラエルも同じだし、北朝鮮も国際銀行家がうるさくちょっかいを出して創らせた国です。
こうした人工国家には、それぞれの役割が与えられていますが、新しい通貨システムが確立されるにつれ、いずれイスラエルを除くすべての人工国家が変容を遂げていくことになるでしょう。
北朝鮮といえば、米国と北朝鮮との茶番劇(この二つの国は同じ国際金融勢力によって建国された)の間隙をぬって、JPモルガン・チェースのCEOが「ビットコインは詐欺だ」と言い放ち、ビットコイン信者との間で、ツイッターをとおしてバトルが繰り広げられていることを思い起こす人は多いでしょう。
「JPモルガンの正体をわれわれは知っているぞ、ダイモンは引っ込んでろ!」といったような。
JPモルガンは、表向きはどうであれ、本音では仮想通貨(暗号通貨)の普及に反対していません。
それどころか、イーサリアム連合に加盟し、ビットコインの亜流である暗号通貨との提携まで発表しているのです。
要するに、JPモルガン金融グループは、ビットコインがこれ以上普及すると困る理由があるのでしょう。
しかし、ビットコイン以外の暗号通貨については、ウェルカムなのです。
パナマのモサック・フォンセカ法律事務所から、顧客に関する大量の秘密文書が漏えいしました。
なかには、イスラム過激派を支援するための資金がCIAによって洗浄されていた証拠さえ出てきたのです。
モサック・フォンセカ法律事務所のような、タックスヘイブンを利用した課税回避策を指南する国際法律事務所は世界中にあります。
それらの国際法律事務所が、大口の顧客を代行して海外の銀行に秘密の口座を作らせます。
その際に、必ずといっていいほど挙がってくる名前が、世界でもっとも汚いことに手を染めていると言われているHSBC(香港上海銀行)、スタンダード・チャータード(Standard Chartered)、ロスチャイルドやバークレイズなどの英国王室にコントロールされた国際金融グループです。
バッキンガム宮殿でのエリザベス女王とキャメロンとの立ち話から始まった「腐敗対策サミット 2016」ですが、単なるガス抜きで終わってしまうのでしょうか。
金融マフィアが、急に「不正をただす」と言い始めたときは、その「不正を隠蔽したいとき」です。
「腐敗対策サミット 2016」を権威づけすることによって、外部を排除することができるからです。
マスメディアは、それに従うだけです。
しかし、暗号通貨市場の時価総額が大きくなるにしたがって、「不正」も巨大化していきます。
課税逃れや犯罪組織のマネロン、非合法薬物の国際取引を絶つといっても、匿名性の高い暗号通貨を使えば、追跡が困難になります。
その暗号通貨には国境もないし為替もないので、今のタックスヘイブンが潰されたとしても、不正な資金は世界の秘密の場所に温存されるでしょう。
ただし、ビットコインは、匿名性通貨ではないので、すぐに“足が付く”のです。
多くのアルトコインが、ビットコインのブロックチェーン上で動作しており、ビットコインが、ますます主流化すれば、顧客の取引における秘匿性は保ちにくくなります。
いっぽうのイーサリアムは、スマートコントラクトの暗号通貨であり、人を介さずに自動的にビジネスを行う「分散化された組織」を構築します。
この業態をDAO(Decentralized Autnomous Organization)といい、すでに米国では配車ビジネスなどに応用されつつあります。
(※スマートコントラクトとDAO)
イーサリアムには、サービス分野に限らず、世界のビジネスの既存の業態をガラリと変えてしまうほどの潜在的パワーが内在されています。
しかし、ビットコインには、そうした機能は備わっていません。
さらに、イーサリアムは、ICOプラットフォームとして機能しており、新たな資金が流れ込んでくる窓口になっている暗号通貨システムです。
歴史は「創造と破壊」を繰り返してきました。
イーサリアムは、旧態依然とした業態を次々と破壊して、新しい業態を生み出していくでしょう。
その過程で、おそらく、先進国の多くの人々が職を失っていくでしょう。
JPモルガン金融帝国がイーサリアム連合に加わって、秘密の暗号通貨との提携を発表したのは、ひょっとしたら、タックスヘイブンに眠っている巨大な裏金脈に連なる大口の顧客が、その「創造と破壊」の一大スペクタクルに大量の闇の資金を投じる手助けをするためなのかも知れません。

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